三菱UFJ<8306.T>、新株発行と売り出し価格を1株417円に決定
2008年 12月 8日 18:09 JST
[東京 8日 ロイター] 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T:
株価, ニュース, レポート)は8日、11月18日に決議した新株発行と株式売り出しの価格を1株417円に決定したと発表した。払い込み期日はともに12月15日。
調達額はオーバーアロットメントによる売り出しに伴う第三者割当増資を合わせて3986億円。全額を三菱東京UFJ銀行への出資に充当する。
http://jp.reuters.com/articlePrint?articleId=JPnTK020544120081208 |
新株式発行、自己株式の処分および株式売出しならびに新株式の発行に係る発行登録の取下げについて 08/11/18 16:45 |
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2009年11月17日(火)
三菱UFJ<8306.T>売り気配、公募増資による希薄化を懸念
2009年 11月 16日 09:00 JST
[東京 16日 ロイター] 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T:
株価, ニュース, レポート)が売り気配。1兆円規模の公募増資を実施する方針であることが14日、明らかになり、希薄化懸念が先行している。
ただ市場では「増資の時期や金額はマーケットの想定内であり、織り込み済み」(国内証券)との声も多い。クレディ・スイス証券は16日のリポートで、増資にサプライズはないとしたうえで投資評価ニュートラル、目標株価530円を継続するとした。
複数の関係筋がロイターに明らかにしたところによると、三菱UFJは年内にも資本調達する方向で調整している。国際的な自己資本規制強化の動きに先手を打って対応し、世界の大手金融機関との競争に勝ち抜く資本基盤を整えるという。
三菱UFJフィナンシャル・グループは増資報道に関し、16日、現時点で決定した事実はないとのコメントを発表した。
http://jp.reuters.com/articlePrint?articleId=JPnTK034751020091116 |
三菱UFJ<8306.T>が1兆円の公募増資へ、Mスタンレーとの証券統合は計画を大幅変更
2009年 11月 18日 18:13 JST
*会見のコメントなど補足情報を3段落目以降に加筆しました。
[東京 18日 ロイター] 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)(8306.T: 株価, ニュース, レポート)は18日、1兆円の新株発行登録を関東財務局に行った。これにより、11月26日から1年間、いつでも1兆円を上限とする普通株の発行を決議して公募増資を行い、財務基盤を強化することができる。
同社の時価総額は18日終値ベースで約5兆6380億円。1兆円の増資が実施されれば発行済み株式数は約17%増えることになる。同社は昨年12月に普通株と優先株で約8000億円の増資を実施していた。
会見した畔柳信雄社長は増資の必要性について、世界では資本の質をめぐる議論が高まっており、普通株式による資本の充実が要請されていると説明。1兆円を上限とした理由については「世界の優良行に互して、顧客に不安を与えないレベルを確保したい」と述べた。
その上で、中核自己資本(Tier1)比率は今後の1年間で約1%増えるとし「新しい時代の土台としては十分だと考えている」と述べた。9月末時点のTier1比率は9.13%で、Tier1から優先株式と優先出資証券を除いた「コアTier1」比率は6.83%としている。増資時期のめどは「ルールがあるので申し上げられない」とした。
今回の増資の主幹事は、三菱UFJ証券、モルガン・スタンレー証券、野村証券、JPモルガン証券、大和証券SMBCの予定。
MUFGはまた、米モルガン・スタンレー(MS.N: 株価, 企業情報, レポート)との日本における証券統合の計画の大幅変更を発表した。当初は完全統合を目指していたが、セールス・アンド・トレーディングを別立てに2社体制にし、発足時期も2010年3月末から5月中めどに延期する。
両社は今年3月、それぞれ傘下の三菱UFJ証券とモルガン・スタンレー証券(東京都渋谷区)を、2010年3月末までに全面統合すると発表していた。出資比率はMUFGが6割、モルガン・スタンレーが4割の予定だった。
しかし両社は計画を見直し、「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」と「モルガン・スタンレーMUFG証券」の2社を設立することを決めた。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券には、現在の三菱UFJ証券のすべてと、モルガン・スタンレー証券のインベストメントバンキング(IB)部門が入り、IB業務を手掛ける。モルガン・スタンレーのIB部門に属する個別企業の担当バンカー(クライアントカバレッジ)もここに入る。
出資比率はMUFGが6割、モルガン・スタンレーが4割。会長はモルガン・スタンレーから、社長はMUFGから就任する予定。副社長兼IB部門長はモルガン・スタンレーが指名する。
もう1つ設立するモルガン・スタンレーMUFG証券では、IB以外の、セールス・アンド・トレーディングを中心とする業務を扱う。モルガン・スタンレーの株式や債券の引受部隊もここに入る。出資比率はモルガン・スタンレーが51%、MUFGが49%。
モルガン・スタンレーのセールス・アンド・トレーディングは、米国本社をはじめとするグローバルなインフラの活用や勘定・決済の管理が必要となる。また、金融機関の自己資本をめぐる規制強化の動向を考慮すると、同部門は全面統合の対象から外すのが賢明と判断した。
http://jp.reuters.com/articlePrint?articleId=JPnTK035000420091118 |
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